今回は、「旅の香り時の遊び」(2005/2/8)で放送された韓国の旅の前半を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。

南大門(ナンデムン)市場

ソウル
南大門市場大韓民国 ソウル特別市、漢江の北に位置する繁華街です。
600年の歴史を誇る市場で、ソウルの人々の生活を支えつづけてきたのが南大門市場です。
南大門市場は一種独特の文化空間を作り上げており、市場自体が「韓国の縮小版」といってもいいくらい韓国の一般的生活が入り込んでいる市場です。
最近は競争率や現代化の面で遅れをとって、一番人気の座を明洞(ミョンドン)に奪われてしまい、さらに東大門市場のすさまじいスパートにおされぎみの南大門市場だが、それでもまだまだ人気スポットの座は不動のものです。
実に韓国を訪れる観光客の58.7パーセントは南大門市場を訪れるといわれています。

カルチジョリム専門店 旺盛(ワンソン)食堂

ソウル 南大門市場
カルチの煮付けの店の中でも、有名な食堂です。
やわらかな肉が好まれて食べらるカルチジョリムとは、カルチ(太刀魚)、ジョリム(煮つけ)という意味で、寒い冬には、体の心から温まるこの料理は人気のメニューです。
大根の上に脂の乗った太刀魚を乗せさらに赤唐辛子とスープを加えて煮込んだ一品です。
南大門市場にはカルチジョリムの専門店が他にもたくさんあり、店の外のコンロでぐつぐつ煮ています。

家族会館(カジョクフェガン)

全州(チェンジュ)
ソウルから高速バスで約4時間、列車で約3.5時間の全州は、ビビンパッの発祥の地でもあり韓国内でも「食の都」として有名な地。それに、韓国内で初めてチーズが生まれた地でもあります。
道庁の北側に、家族会館はあります。2階へ上がると、広く感じがいい綺麗な店です。
石焼きビビンバ(トルソッビビンバ)を注文すると、テーブルの上には乗り切らないほどの20種類のおかずが添えられています。
熱々の石焼きビビンバは野菜系中心の具材です。
焼肉も肉を野菜で巻くしおかずが山盛りです。

コチュジャン

淳昌(スンチャン)
コチュジャンは韓国料理には欠かせない調味料で、1700年代後期から作られるようになったとされています。
李王朝の始祖(李成桂)が淳昌を訪れた際に 農家に立ち寄ってコチュジャンを添えた料理を口にし、 それを大変気に入ったことから宮中に進上されるようになったといわれています。
今も韓国を代表するコチュジャンの名産地として有名です。
淳昌コチュジャンと同じ材料を使ってもよその土地では同じ味が出ません、 それは玉泉池といわれる清らかな水と、 発酵に最適な気候だといわれています。
この村にはコチュジャンをはじめ、テンジャン(韓国味噌)、 カンジャン(韓国醤油)など調味料の製造元が軒を連ねています。
コチュジャンは、麦芽汁ともち米の粉を粥状になるまでかき混ぜ、さらにもち米の粥と混ぜた後で、唐辛子粉、塩などで味を加減し、容器に詰め表面に塩をまぶし、太陽にあてて10ヶ月程度置くと完成します。