『春の京都特別編』 旅の香り時の遊び
今回は、「旅の香り時の遊び」(2005/4/26)で放送された京都の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。
八坂庚申堂
京都府京都市東山区金園町390
八坂庚申堂は大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つです。
ご本尊青面金剛は、飛鳥時代に泰河勝が泰氏の守り本尊として招来したのを、浄蔵貴所が一般の人々にもお参りできるようにと、八坂の地に建立しました。
現在のお堂は延宝六年(1679)の再建です。
庚申とは干支の庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、この前夜に人間の体の中にいる三尸の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行きます。
天帝は寿命を司る神ですから、悪いことをした人に罰として寿命を縮めます。
ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることができないので、庚申日は、徹夜をする、これを庚申待ちといい庚申の日に庚申祭が行われます。
青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からか、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければどんな願いも叶うとされています。
また、コンニャクに黄色い人形の紙を貼り付けて体の悪い箇所が治るように祈祷し、コンニャクを寝室に吊るしていますと、水分が抜けていきます。
水分が抜けるとは悪い箇所が抜けると言われています。
ぎおん琢磨
京都府京都市東山区大和大路通市場上ル二筋目東入ル末吉町78-3
祇園の路地の奥に位置する風情ある料亭です。
季節感あふれるおまかせは、和洋折衷と言ってもいいぐらい創作性のあるメニューです。
なかでも泡醤油で食べさせるお刺身とスッポンスープのパイ包み焼きはユニークで楽しませてくれます。
窓の外には白川が眺められ、川岸からしなだれかかって来る桜を愛でながらの食事を楽しむことが出来ます。
京都のGW中に見頃になる花
松尾大社 【山吹】
京都府京都市西京区嵐山宮町3
酒の神様として信仰を集めてきた古い神社です。
境内に涌く名水「亀の井の水」は、酒造りのときに加えると酒が腐らないと言われています。
3000本もの山吹は、4月中旬からが見頃となり、多くの花見客が集まります。
花の見頃には、山吹まつりや、その最後を飾るライトアップが行われています。
長岡天満宮 【キリシマツツジ】
京都府長岡京市天神2-15-13
長岡天満宮は,菅原道真が在原業平らと詩歌管弦を楽しんだ地であり,太宰府へ左遷された時名残を惜しんだ地として,道真公を祀ったのが始まりとされています。
以後皇室による寄進御造営をうけ,寛永15年(1638),八条宮智仁親王によって「八条ヶ池」が築造されました。
現在の長岡天満宮社殿は,昭和16年に平安神宮の社殿を拝領移築したものです。
外周が約1㎞もある八条ヶ池は,参道である中堤で二分されており,その両脇には約90株のキリシマツツジが植えられ,100メートルほどにわたって
キリシマツツジの花の壁ができ、4月末頃に見頃となります。
満開の時期には「春の観光祭」があり)、生け花展、お茶席、キリシマツツジの苗木販売などさまざまな催しがあります。
平等院 【藤】
京都府宇治市宇治蓮華116
平等院は,永承7年(1052)、宇治川の西岸にあった源融の別荘を藤原道長が譲り受け,その子頼通が大日如来を本尊として寺に改めたものです。
国宝の鳳凰堂は、中堂を中心に左右に翼楼をもつ優美な姿で、幻の鳥、鳳凰が翼を広げたようなところから、鳳凰堂と呼ばれるようになりました。
平等院の庭園にある樹齢250年といわれる藤は,4月下旬から5月初旬にかけて見事な花を咲かせます。
平等院の藤棚は樹齢200年以上の「ノダフジ」で300㎡の棚に4株あります。
創建した藤原家の家紋が藤であり平等院のシンボルでもあります。
蹴上浄水場 【ツツジ】
京都市東山区粟田口華頂町3
約11万平方メートルの敷地に、キリシマツツジをはじめ、ドウダン、リュウキュウなどツツジ4000本と、サツキ3000本が植えられています。
明治45年竣工のこの浄水場はモダンなレンガ造りの建物が多く残っていて、レトロな建物と条山の新緑、ツツジの鮮やかな色が調和してなんとも美しい風景を作っています。
4月29日から5月2日には一般公開が開催されています。
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