『白銀の世界に浸る 福島・雪見露天巡り』 旅の香り時の遊び

今回は、「旅の香り時の遊び」(2005/2/1)で放送された福島の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。

高湯(たかゆ)温泉 安達屋旅館

福島県福島市町庭坂字高湯21
吾妻(あづま)山麓、標高750mの高所に湧く高湯温泉は、山形の蔵王高湯、白布(しらぶ)高湯とともに、「奥州三高湯」と呼ばれた古くからの湯治場です。
約10軒の宿があり、硫黄を含んだ乳白色の湯は、胃腸病、糖尿病など、さまざまな効能があり、高い薬効成分は、「東北の草津」ともいわています。
創業1607(慶長12)年の安達屋はこの高湯温泉の元湯にあたり、日帰り入浴も可能です。肌がつるつるになるいわれる霊泉「薬師の湯」が評判です。
また、この温泉は、今から約四○○年前の慶長十二年に伊達家の家臣であった当館初代・菅野三四郎が夢枕に現れた役の行者の「温泉を探し諸人のためにつくせ」というお告げにより、この地を探しあて岩石を取り除いたところ温泉が涌き出たのが始まりです。

あぶくま親水公園

福島県福島市岡部字上川原地先
福島市内を流れる阿武隈川は白鳥の飛来地としても知られる場所です。
毎年10月中旬(〜3月末)になると、シベリアから4000kmの旅をしてやってきた白鳥やカモたちでにぎわいます。
あぶくま親水公園の桟橋は、川岸までゆるやかな坂になっているので誰でも安全に下りて、土でできた岬から白鳥にエサをあげることができます。

信夫山(しのぶやま)

信夫山は西側の羽山、中央部の羽黒山、東側の熊野山の三山の総称です。
福島市のシンボル的存在で市の中心部に位置し、別名を青葉山といいます。
古代から山岳信仰で栄え、山中には岩谷観音の磨崖仏をはじめ、由緒ある寺社や遺跡も多くあります。
山頂からは福島市市街地や吾妻・安達太良連峰の眺望が見事です。
近年は公園として整備が進み春は花見で賑わうなど福島市民の憩いの場として親しまれています。

田楽茶屋・御山角屋

福島県福島市大明神8
信夫山の麓の信夫山公園内にある懐石料理店です。
窓の外に広がる美しい景色を眺めながら、そばや懐石料理を食べることがでます。
創業110年の歴史を感じさせる店内には、囲炉裏が切ってあり、炭火を囲んでくつろげます。
つなぎなしの手打ちそば「笙幻(しょうげん)そば」は、香り、歯ごたえともに絶品です。

土湯温泉

福島県福島市土湯温泉
吾妻山の山懐に佇む土湯温泉郷です。
温泉街を縫うように荒川が流れています。
近くには磐梯スカイラインがあって四季を問わず観光拠点となって賑わいます。
春から夏は花々が咲き乱れ、近くには箕輪スキー場もあり、冬も楽しめます。
伝統こけし発祥の地としても有名です。

まつや物産店

福島県福島市土湯温泉
土湯温泉街にあるこけし工房の店です。
こけし作りが見学できます。

奥土温泉 鄙の宿・東海温泉

福島県福島市土湯温泉町字川上27-2
土湯温泉から荒川沿いに約500m上流にあるのが奥土温泉です。
東海温泉は、山の中にある源泉掛け流し温泉の静かな宿です。
山の自然が満喫できる「露天風呂」や、日本庭園に面した「庭園檜風呂」、巨石を配した露天風呂「鄙の湯」があります。
冬に氷結する「糸滝」は見事です。

新野地温泉・相模屋旅館

福島県福島市土湯温泉町字野地2
安達太良連峰の北端、鬼面山山麓に佇む一軒宿の温泉です。
吾妻連峰の南端でもあり、登山やトレッキングに絶好の位置といえます。
磐梯吾妻スカイラインへは約5分ほどです。
湯は沼ノ平の爆裂火口まで約5kmのせいか湯煙上げる硫黄泉、宿の裏手は野趣満点の荒涼とした景観です。