『歴史をたどる、春の小城』 るり色の砂時計
今回は、「るり色の砂時計」(2005/4/24)で放送された佐賀・小城の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。
小城公園
佐賀県小城市小城町176
小城藩初代藩主の鍋島元茂から二代藩主直能によって造られた築山と池が美しい名庭園です。
春、園内には3000本の桜が一斉に花開き、「日本のさくら名所百選」に選ばれています。
春雨祭りでは、長崎検番の芸子さんたちによって、端歌に合わせた優雅な舞が披露されます。
また、桜のあとは2万5000本のツツジ、初夏には蛍も楽しめる自然溢れる公園です。
さらに、樹齢330年太槇の古木が、一面30畳の広さを持ち、正方形に刈り込まれた姿には圧巻されます。
星巌寺
佐賀県小城市小城町3116
小城藩主の菩提寺である星巌寺は、貞享元年(1684)、二代藩主鍋島直能により、起工、三代元武の時に完成しました。
境内には報恩堂、開山堂、御霊所、楼門、五百羅漢があります。
楼門は竜宮城を思わせる中国風で竜宮門とも呼ばれており、佐賀県指定重要文化財となっています。
当時、佐賀藩は長崎警固を勧めていたことから中国文化の影響を多大に受けたと思われます。
楼門をくぐって御霊所へ行く参道にある五百羅漢の石像群は、江戸中期に作られたと推定されています。
大切な町の遺産を、文字通り500体にしようと、小城町(当時)は89年に材料(石)と道具を無料で貸し出す「平成の羅漢づくり」を行っています。
笑顔のものや頬杖をついた羅漢。色々な表情の羅漢を見ることができますが、その中に一つは自分の顔に似た羅漢像がいると言われていわれており、探してみるのも楽しみの一つです。
江里山の棚田
佐賀県小城市小城町江里山
小城町の北部・天山山系南側の中腹に「江里山の棚田」があります。
ここは毎年9月下旬に「彼岸花まつり」が開催される彼岸花の里としても有名であり、その昔ながらの棚田の景観は、「農村景観百選」「日本の棚田百選」にも選ばれ、日本農村の原風景の代表的なひとつとなっています。
春には菜の花、レンゲ、桜の花、夏にはホタル、秋には棚田周辺の山々の紅葉、コスモス、それに田んぼの畦を真っ赤に染めて咲き乱れる彼岸花、冬には山茶花・寒椿と美しい風景が見られます。
須賀神社
佐賀県小城市小城町横町
「祇園さん」の呼び名で親しまれている須賀神社は、正和4年(1316)に下総(現在の千葉県)から小城へ下向した千葉胤貞が建立した神社です。
古くは祇園社と呼ばれ、山上は千葉城(牛頭城)跡です。
境内や展望台からは整然とした美しい小城の町並みを見下ろすことができます。
村岡総本舗 羊羹資料館
佐賀県小城市小城町861
かつて小城藩の城下町として栄えた小城町は羊かんのふるさととして有名です。
村岡総本舗は明治に創業して以来100年間、一貫して昔のままの製法にこだわった羊かんを作り続けています。
羊羹資料館は、昭和16年(1941)に村岡総本舗が建てた砂糖蔵を改装したものです。
館内は一階が休憩室、二階が展示室となっており、当時の羊かん作りをビデオ・パネル・写真などで紹介するとともに、時代とともに変わってきた道具、砂糖、豆、寒天などの原材料や包装・レッテルなどの展示品が並び、羊かんの歴史と文化が集められています。
入館者には羊かんと抹茶のうれしい無料サービスもあります。
ホテル龍登園
佐賀県佐賀郡大和町梅野120
川上峡温泉の嘉瀬川沿いの高台に位置し、ロビーから四季おりおりの風景が楽しめます。
温泉は、ホテル龍登園の地下から湧き出するラドン系の源水と、自然界に存在する天然鉱石に含まれる希有元素鉱石を泉源としている温泉です。
リウマチ、神経痛、疲労回復、腰痛、冷え性、打ち身、肩こり、湿疹、しもやけ、にきび等に効能、効果が認められています。
古賀園芸
小城郡三日月町久米2323
田園風景の広がる三日月町を走っていると、その一角に、大きなハウスが見えてきます。
数年前からコチョウランの栽培を始めた「古賀園芸」です。
1200坪のハウスに年間10万本のコチョウランを栽培しています。