『ぽかぽか春だより 長崎県大村市・川棚町』 るり色の砂時計
今回は、「るり色の砂時計」(2005/5/1)で放送された長崎の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。
大村公園
長崎県大村市玖島1-45-3
大村藩主の居城、玖島城跡に整備された公園です。
三方を海に囲まれた玖島城は1599（慶長4）年、9代藩主大村善前（よしあき）による築城で、見事な石垣はほとんど当時のまま残っています。
現在は花の名所。大村公園は「さくら名所100選」に選ばれていて、二段咲きの花形が特徴の「オオムラザクラ」をはじめとする2000本の桜が園内を淡い桜色で埋めつくされます。
とくに、「オオムラザクラ」は、花びらが60〜200枚にもおよびその優雅な色合いとボリューム感から「里桜中の名花」と言われています。
また、30万本を誇る花菖蒲園は必見です。
大村公園の東側の堀「長堀」と南側の堀「南堀」が菖蒲園となっています。
昭和36年に熊本より肥後菖蒲、昭和38年に明治神宮御苑より江戸菖蒲を移植したのが始まりで、その後伊勢菖蒲も移植され、花の種類は171種10万株30万本が咲き誇ります。
ぎおん本舗
長崎県大村市西本町581-2
大村名物の「大村寿司」を美味しく食べられるお店です。
大村寿司は文明12年、大村領主純伊が凱旋の折に領民がお祝いとして武将に献上したものを自らの脇差しで切り分けて食べたことから角寿司となっており、以来今日まで変わることなく愛され続けている押し寿司です。
大村地方では祝い事がある時には 大村寿司が欠かせないものになり美味しい大村寿司が作れることが結婚の条件となり、昭和の初期までは寿司枠が嫁入り道具の一つになっていた時代もありました。
天然温泉 大村ゆの華
長崎県大村市森園町663-3
長崎空港から橋を渡ってすぐのところにある18の多彩な浴槽を備えた大型温泉施設です。
造りが異なる大浴場は、日ごとに男女が入れ替わります。
サウナは蒸気とハーブがリラクセーション効果を高めるドイツ式のアウフグースがあります。
長崎スココーヒーパーク
長崎県大村市寿古町813-1
日本で初めてのコーヒー栽培に成功し、コーヒー大温室の見学はもちろんオリジナルのコーヒーが楽しめるコーヒー園です。
4から9月には純白の花が咲きジャスミンの香りに包まれ、花が咲いてからの約10ヶ月、園内ではコーヒーの実が真っ赤に実り収穫を迎えます。
物産館で販売されている寿古コーヒーは日本初の国内産コーヒーで、 レストランではオリジナルカップでゆっくり味わえます。
三彩の里
長崎県大村市原町802-1
社会福祉法人三彩の里が運営する障害者への職業訓練施設でが、陶芸教室を始め、様々な体験ができる広く開放された「修学交流センター」でもあります。
春と秋の年2回陶芸祭りが開かれています。
国民宿舎 くじゃく荘
長崎県東彼杵郡川棚町小串郷272
平成10年にできたまだ新しい宿泊施設です。
海が見える展望大浴場と露天風呂があり、展望浴場は入浴のみの利用ができます。
泉室はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛、リウマチ、胃腸病などに効果があります。
大崎自然公園
長崎県東彼杵郡川棚町大崎
「大崎自然公園」は、海あり、緑あり、スポーツありの楽しい体験ゾーンです。
散歩、磯釣り、小動物とのふれあい、サイクリング、キャンプなどが体験できます。
大崎公園の人気スポットが「くじゃく園」です。
くじゃく園では、約400羽のインドクジャク、カナリア、ブンチョウを観察できます。
くじゃく園の中には、貴重な動物や鳥の剥製が展示されている鳥獣剥製館もあります。
広々と高いドーム型ケージの中でインドくじゃくが飛びかい、七色に映えるしゅ玉の羽で訪れる人を魅了します。
ドーム隣のケージには真くじゃくと白くじゃく、他に放し飼いのくじゃくもいます。
虚空蔵山
佐賀県嬉野町と長崎県川棚町および東彼杵町の境にある標高608.5mの山です。
町内のどこからでもその美しい姿を臨むことができ、川棚のシンボルとなっています。
尖った峰は長崎県北各地からよく見え、江戸時代、伊能忠敬がこの辺りを測量したときにはこの山頂を三角測量の基点にしました。
山頂には虚空蔵菩薩が祭られ、その昔、弘法大使がここで修行に励んで以来、長く信仰の対象とされてきました。
秋分の日、虚空蔵山に登って日の出（御来光）を拝む習わしも古くから受け継がれてきたようです。
霊験の山として知られる虚空蔵山の登山道の途中に清水が湧き出ています。
水温は四季を通じて14度前後。夏は手足を浸して涼感を味わったり、持ち帰ってお茶を入れたり、様々に楽しめます。
