『世界遺産を巡る旅 古都で再発見!〜伝統の味と技〜 』 テレビ東京
今回は、「テレビ東京・土曜スペシャル」(2005/4/30)で放送され京都の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。
1994年。世界文化遺産に「古都京都の文化財」として、17の寺社・城が登録されました。
清水寺
京都府京都市東山区清水1
清水寺は、宝亀9年(778)、奈良子島寺の延鎮上人が「木津川の北流に清泉を求めてゆけ」との霊夢をうけ、音羽山麓の滝のほとりにたどり着き、草庵をむすんで開山し、この延鎮上人に帰依した坂上田村麻呂が(蝦夷征討に戦功をあげた武人)延暦17年(798)に十一面千手観音立像を安置すために仏堂を建てたのが始まりとのことです。
京都を代表するお寺のひとつ。平安朝以来“清水(きよみず)さん”で親しまれてきた観音信仰の霊場で西国三十三所めぐりの第16番の礼所にもなっています。
仁和寺
京都府京都市右京区御室大内33
仁和2年(886年)光孝天皇の勅願寺として大内山の麓に起こされ、光孝天皇の遺志を継いだ宇多天皇によって同4年に完成しました。
室(むろ)とは僧の坊のことで、尊称して御室(おむろ)と呼ばれるようになったのですが、後にこの付近一帯の地名として定着しました。それにちなんで、仁和寺のことを別名“御室御所”とも呼ばれるようになりました。
真言宗御室派の総本山で、宇多天皇が退位後に出家して法皇となってこの寺に入って以来、明治維新まで30代1000年に渡って皇子皇孫が仁和寺の門跡となり、皇室と密接な関係を持つ門跡寺院として格式を誇っています。
また、御室の桜で名高い場所でもあります。
御室桜は樹高が低く、花も低いのが特徴で、根元から爛漫と咲き乱れる遅咲きの桜として親しまれています。
京の宿 北海館 お花坊
京都府京都市下京区東本願寺前
東本願寺の向かい側に佇む京都の昔ごころを大切にした心なごむお宿です。
大正4年に創業の「お花坊」は、元々、東本願寺に参詣する門信徒のための宿坊でしたが、平成12年2月に全館リニューアルしています。
小さな宿ですが、ぬくもりある、京都の伝統美を生かした木造りの空間の中でゆっくり過ごすことができます。
東本願寺が目の前にあります。
下鴨神社
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、京都でも最も古い神社の一つです。
古代豪族賀茂氏の氏神社で、賀茂建角身命(かもたけのつぬみのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祭神にしています。
平安遷都後は王城の守護神としてあがめられてきました。
1月4日。境内の鞠の庭では、「ヤァ!」「アリィ!」と独特のかけ声が交わされ赤や紫、色とりどりの水干、烏帽子姿の貴族達が鹿革で作った鞠を蹴り交わし古式ゆかしい行事の「蹴鞠はじめ」が行われます。
5月15日の「葵祭」は、京都御所での儀式の後、藤飾りの御所車にのった斎王代を中心に内侍や釆女、葵の葉を冠にさした貴公子達500人の列が、下鴨神社から都大路を上賀茂神社へとしずしず行きます。
奈良時代からの五穀豊穣祈願の祭で、大同2年(807)頃、今の形に整いました。
また、8月の土用の丑の日には「御手洗祭」などの有名な行事も下鴨神社を舞台に執り行われます。
加茂みたらし茶屋
京都府京都市下鴨松ノ木町53
下鴨本通をはさんで下鴨神社の向かいに建つ茶屋です。
みたらし団子は、下鴨神社の氏子たちが神饌菓子として作ったのが始まりで、原形は平安朝の時代まで遡ります。
下鴨神社境内の御手洗池に湧き出る水玉を模したといわれており、当時から神聖なものでした。
1本の串に団子を通すようにしたのは、みたらし茶屋の初代の考案です。
上新粉のみを使用し、ていねいに手でこねて作る団子は、歯ごたえがあり、米の香りが漂います。
タレは、沖縄産の特等黒糖と特選しょうゆを煮込んだもので、あっさりした味付けになっています。
花折 京都本店
京都府京都市左京区下鴨宮崎121
鯖ずしの専門店です。
使われる素材は、すべて鯖ずしに適したものを吟味、鯖は日本海で獲れた真鯖、米を炊く純粋な水を求めて、滋賀県の比良山系に工房を移したというこだわりぶりです。
竹の皮に包まれてどっしりとした重みがあります。
包みを開けると、立派な鯖が食べ応えのありそうなすし飯に丸ごとのっています。
上賀茂神社
京都府京都市北区上賀茂本山339
下鴨神社と並んで京都でも最も古い神社の一つです。
この地を支配していた豪族、賀茂氏の氏神を祀ったのが起こりで、7世紀後半の天武天皇の時代に社殿が造営されました。
下鴨神社の祭神・玉依姫命の子、賀茂別雷神が祀られており、正式には、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。
また、雷神を祀ることから、厄除けの信仰を集めています。
御物忌川と御手洗川が流れる複雑な地形を巧みに生かして社殿が厳かに建ち並んでいます。
左右に回廊をめぐらした朱塗りの楼門が立っており、その門の中に入ると三間社流造りで共に国宝の本殿と権殿の建物があります。
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