『雲仙冬景色』 るり色の砂時計

今回は、「るり色の砂時計」(2005/2/20)で放送された長崎・雲仙の旅を紹介します。
湯湯ブログで、旅気分を味わってください。

妙見岳

長崎県南高来郡
雲仙は、島原半島の中央に聳える普賢岳、国見岳、妙見岳などを中心とし、北に鳥甲山、吾妻岳、九千部岳、南に高岩山などからなる火山群の総称です。
絹笠、九千部、雲仙の3火山群に分かれ、絹笠火山群が一番古く、雲仙火山群が最も新しい。最高峰は1,359mの普賢岳(平成新山は1,486m)です。
しかし1990年の噴火によりこれまで1359mだった普賢岳は高くなって1486mになりました。噴火でできた新しい頂は、平成新山と名付けられました。
仁田峠展望所、妙見岳ロープウエイ展望所からは有明海、天草、長崎方面の雄大な景色や平成新山の岩山が眺められまます。
寒さが厳しい時期には、妙見岳では、霧氷を見られる時があります。

新湯共同浴場

長崎県南高来郡小浜町雲仙
雲仙温泉街の南の方に位置する新湯共同浴場です。
ご近所の土産物屋で入浴券を買い入浴します。
石の四角い湯船がひとつあり、ほんのりと白濁した半透明の湯があふれています。
湯は高温と中温と書かれた2つのパイプから掛け流しになって浴槽を浸しています。

雲仙地獄

長崎県南高来郡小浜町雲仙
温泉街の中心で湯煙をあげる雲仙地獄は雲仙を代表する観光名所です。
白煙を上げているのは30あまりの硫気孔で、あたりには硫黄の臭いがたちこめています。
地獄は邪見地獄や大叫換地獄、清七地獄など、場所によって様々な姿を見せています。
キリシタン殉教碑や映画『君の名は』で有名になった真知子岩もあり、一周約30分で地獄めぐりができます。
地熱でゆでた名物「温泉たまご」も美味しいです。

お山の情報館

長崎県南高来郡小浜町雲仙320
雲仙お山の情報館(雲仙)が今年7月、雲仙温泉雲仙国立公園を知るための施設としてオープンしました。
展示の大きなテーマとして「温泉」を取り上げ、火山と温泉のしくみのついてジオラマや模型などを使って解説してあります。
主な展示は、島原半島ジオラマ模型、雲仙の野鳥・植物・昆虫・見所データベース、仁田峠ライブ映像、雲仙の四季自然ムービー(約12分)火山と温泉のしくみ、温泉解説、雲仙・小浜・島原温泉の映像情報などがあります。
館内案内や自然観察会なども行っています。

雲仙みかどホテル

長崎県南高来郡小浜町雲仙320−6
歴史ある温泉地、雲仙にありながら、テーブルにズラリと並ぶボリューム満点のバイキングが楽しめる新感覚のホテルです。

雲仙焼窯元

長崎県南高来郡小浜町雲仙304
1918年(大正7)ごろ、小浜に窯をもっていた本多親基氏が雲仙小地獄に築窯したのが始まりです。
1955年(昭和30)、石川靖峰氏が素朴な焼き締めの雲仙焼きを再興させました。
現当主の石川照・ハミ夫妻が1991年、普賢岳の火山灰をうわ薬に使った深みのある色合いの油滴天目の焼成に成功しました。
独特の光沢を放つ焼物です。
場所は、湯の里共同浴場の前にあり、ギャラリーを併設しています。

湯元ホテル

長崎県南高来郡小浜町雲仙316
創業300有余年という歴史を誇る雲仙“湯守の宿”です。
元禄8年の創業以来、諸大名の陣屋として利用され、多くの文人貴人にも愛されてきた老舗です。
湯元の名が示すように、大浴場には豊富な湯があふれています。
血行をよくし、万病や美容にもよいと言われる足湯など、多彩な湯殿があります。