『湯平温泉 ぬくもりの旅』るり色の砂時計
今回は、「るり色の砂時計」(2005/3/13)で放送された湯布院の旅を紹介します。
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中央温泉
大分県大分郡湯布院町湯平
湯平温泉は大分県の湯布院町にある鎌倉時代から利用されている古い温泉街です。
同じ町内の由布院温泉は全国的に有名ですが、こちらは静かな温泉街です。
温泉街は花合野川沿いに約30件の旅館やら土産物屋がたちならんでいます。
温泉街の500ｍも続く石畳の坂道は、旅人の心をなごませます。
花合野川にかかる砂湯橋を渡ったところにある中央温泉は、鄙びた温泉小屋です。
湯平温泉には、銀の湯、橋本温泉、中の湯、金の湯とほかに４つの共同風呂があります。
浴室は温泉成分で赤茶けており、秘湯気分に浸ることができます。
浴室の外からは、川のせせらぎの音が聞こえ、風情のある共同風呂です。
志美津旅館
大分県大分郡湯布院町湯平263
大正15年創業、花合野(かごの)川沿いにたたずむ純日本風の宿です。
志美津旅館の自慢は、岩肌を伝って落ちてくるしずくの音が、神秘的な雰囲気へと導く珍しい大洞窟温泉です。
温泉の蒸気が、ミストサウナのような効果を与え、疲れた肌の毛穴を広げてくれます。
泉質は、弱食塩泉。昔から湯平の湯は、飲用すると胃腸病にもよく効くといわれています。
山頭火ミュージアム 時雨館
大分県大分郡湯布院町湯平朝日通り
昭和５年に湯平の地を訪れた俳人・種田山頭火にちなみ、花合野川のほとりにつくられた無人のミュージアムです。
古い民家を改装したもので、湯平温泉を愛した山頭火を記念して建てられました。
館内には全国各地の若手作家たちによる短冊や絵画が展示されています。
２階の６畳の和室には来館者のために文机と筆などが置かれており、訪れた旅人が一句詠めるようになっています。
旅館 上柳屋
大分県大分郡湯布院町湯平1007
湯平温泉の高台に建つ明治創業の老舗宿です。
露天風呂は2つあり、湯あがり処「一穂庵」（いっすいあん）でお風呂上りのひと時を過ごすことができます。
小さな宿ならではの肩ひじはらないもてなしで心からなごむ宿です。
