『波佐見・三川内 やきもの物語』 るり色の砂時計

今回は、「るり色の砂時計」(2005/3/20)で放送された長崎の旅を紹介します。

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波佐見焼

有田に隣接する長崎県波佐見町で焼かれている磁器です。

窯元数は100軒以上、主な製品は日用和食器で、有田焼と比較するとより大量生産の色合いが強いことが特徴です。

波佐見焼大村藩が朝鮮から連れ帰った陶工・李祐慶兄弟らによって始められました。

開窯は1599年であるといわれています。

初期の頃は陶器が焼かれていましたが、17世紀になるとやがて磁器も作られるようになりました。


やきもの公園

長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255−2

やきもの公園の小高い丘の上には、中国をはじめ、イギリスやスペインなどの世界の代表的な窯12基が再現された「世界の窯広場」があります。

世界でも珍しい窯の野外博物館は、波佐見の新名所となっています。

やきもの公園の一角にある「陶芸の館」は400年の歴史を持つ波佐見焼の伝統技術の伝承と後継者育成、そして新製品の開発のために建てられました。

1階は、絵付やロクロの体験ができる陶芸教室と販売コーナー。2階では、古窯跡から出土した陶辺をはじめ、くらわんか碗や三股徳利などの歴史的史料が豊富に揃えられ、波佐見焼の歴史をたどれるようになっています。


畑ノ原窯跡

長崎県東彼杵郡波佐見町村木郷字畠原1343-2

波佐見町最古の窯といわれる畑ノ原窯跡は1993年に復元され、保存されています。

慶長年間(1596〜1614)に李朝の陶工によって築窯されたと伝えられる窯跡です。

窯の部屋数は24室以上、全長約55.4m以上と考えられ、当時の窯としては大規模なものです。


アートガーデンさいかい

長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷1595

波佐見焼を作るときに出る泥や、ゴミの焼却灰を再利用した岩鉢に、季節の植木やコケを植える「石玉盆栽作り」が体験できます。


陶芸の里 中尾山「伝習館」「交流館」

長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷332

全長160m以上といわれる江戸時代の登り窯跡が残る陶芸の里・中尾山。

伝習館」では、土とふれあうロクロや絵付体験など作陶が楽しめる工房と宿泊施設も完備されています。

また「交流館」には、古窯跡から出土した古陶磁やきものの史料が展示され、さらに各窯元の商品も展示販売されており作って、見て、買って楽しめるミニギャラリーとして人気です。

また、毎年4月の第1土・日に、普段は覗くことの出来ない陶郷中尾山の窯元18社が一般に開放され、 焼きものの直売や窯元ウォークラリーで賑わいます。

桜の花の下で味わうだご汁の無料サービスや窯元自慢の陶箱弁当は大変な人気です。


文化の陶 四季舎

長崎県東彼杵郡波佐見町中尾山660

焼き物体験やお茶、食事ができる喫茶店です。

使われなくなった製陶所を改築したもので、いろりやピザ窯があり、壁には皿板が使用されるなど、手作りならではの温かい雰囲気を醸し出しています。


ウェルサンピア佐世保

長崎県佐世保市崎岡町853-12

早岐瀬戸沿いの厚生年金健康福祉センターホテルです。

ゴルフ練習場に、アスレチックジム、ビアホールに天然温泉などの施設があります。

日帰りでも宿泊でも一日ゆっくりと遊べます。


三川内伝統産業会館

長崎県佐世保市三川内本町343

三川内焼は、豊臣秀吉朝鮮出兵の際に、二十六代平戸藩松浦鎮信(しげのぶ)が、連れ帰った陶工の一人巨関(こせき)が、藩の命を受け平戸中野で最初の窯入れをしたのが中野窯で、三川内焼のルーツです。

その後巨関と息子の三之丞が良い陶石を探して平戸領内を旅し、現在の三川内に落ち着きました。

二十八代松浦隆信が藩用製陶所を開くように命じ御用窯としました。

高温で焼成した珠のような輝きと白磁のきめ細かい磁肌と染付けの映える白さが三川内焼の特長です。

また、三川内焼を代表する「唐子絵」は、江戸時代に平戸藩御用窯の指定図柄として三川内だけに焼くことが許され、不老長寿の図柄として朝廷や将軍家への献上品や諸大名への贈り物として使用されていました。

「三川内伝統産業会館」は、昭和53年に国の伝統的工芸品指定されたのを機に技術の伝承を目的に建設されました。

平戸藩御用窯の逸品から現代の秀作まで「三川内焼」が展示されています。


平戸嘉久正窯

長崎県佐世保市三川内町689

平戸藩御用窯の創立に力をなした中里茂ヱ門を祖とする350年前から続く窯元です。

三川内焼の最も代表的な伝統技法の一つである手描の染付け(青華)技法を継承して、上物作りが続けられています。


釜山神社

長崎県佐世保市三川内皿山

「釜山神社」は、三川内皿山を登っていったもっとも奥まった所にあります。

この神社の一角に、釜山大明神を祀った石祠があります。

釜山大明神とは、豊臣秀吉の征韓役に際し平戸藩松浦鎮信が韓国から連れてきた女性を祀ったもので、彼女は中里茂兵衛と結婚して優れた陶器を開発し、三川内焼の陶祖の一人として崇められたとのことです。

陶工たちをよく教えたので、高麗媼(コウライババ)という名で尊敬されたと言われています。


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